
この子は今年、当老猫ホームに来ました10歳ほどの茶トラのチッチちゃんです。
お年のせいか、胃腸が弱く少し食べすぎると何度も吐きます。
それに足の付け根あたりの左の腹部が不自然にポッコリ出ているのも気になってました。
軽く押してみると柔らかいこともあるし、少ししこりのように固いものを感じるときもありました。
数日前に朝昼と吐いて、翌日までほとんど食欲をなくして
整腸剤などを混ぜた私の特製ちゅーるを少し口にするくらいでした。
獣医さんに診てもらうと、お腹周りの筋肉が薄く腸のふくらみがポッコリの原因との診断。
腫瘍とかそういう悪いものではないとの一言でホッとしました。
昨日からは好きなカリカリをいつもの半分ほど食べてくれるまでに回復。
(缶詰やパウチがお好きでなくカリカリも好みが厳しいお方です)
今朝はホットカーペットの上で寝転んでおなかを見せてくれたり、
なでてとおねだりしたり、毛づくろいをするようになりました。
これは良くなってきたサインです。
これからは可愛いお顔でいくらおねだりされてもあげすぎないように注意します。
本当に調子が悪いときは、うずくまったような体勢をしておなかを見せませんし、
毛づくろいもしなくなって、日光浴もしません。
人間と同じで調子が悪いと静かで暗い落ち着く場所でじっとします。
基本的には人間と同じというのが私の考えです。
もちろん人間よりも優れていることはいくつもありますが、
おしゃべりできない猫たちの気持ちを推し量るために
自分が調子悪いときはどうしているか、どうしてほしいか、
を考えて接するようにしています。
とにかく観察して気持ちを推し量るのは大事なことのひとつかなと思ってます。
